会社を辞めて妻と過ごす時間を増やしてみた

30歳、純日本的な一部上場企業を退職。一度人生をゆっくり考え直すために妻との長い夏休みをとってこれからの生き方について考えてみる。夫婦で行く旅の記録や、二人で過ごす時間を作るための働き方について日々感じたことを綴る記録です。

香港と私② 空港出発〜香港の街並み

私が香港へ行く間、名古屋の実家へ帰る妻と分かれて羽田空港へは早めに着いた私。

 

羽田空港内はこれまで見た中で最もごった返していた。まるで連休中のような有様であったが、よく見ると私が乗る香港エクスプレスの窓口の前だけ行列ができていて、空港内のベンチもどうやら中華系の人達ばかりであった。インバウンド恐るべしと思ったが、台風21号の影響で前日飛行機が欠航になった為だった。それにしても人は多いけど。

 

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仕方がないので並んでチェックイン。オンラインチェックインの列はガラガラだったので、一度列を離れてオンラインチェックインを試みたのだが、途中で画面がいつまでたっても先に進まなくなったので再度列に並ぶ。

 

しかし、ここでちょっと腹立たしいことが。チェックインの際、カウンターで対応してくれた職員にオンラインチェックインのことを訪ねようとすると、「うちはLCCですから」とよくよく事情を説明する前に言われてしまった。

 

前に北海道行きのジェットスターを利用した時も似たような思いをしたのだが、LCC航空で働く人は「LCCだから」という言葉を盾にして「丁寧な仕事をしなくても良い」言い訳にしてしまっているのではないか?と感じる。客も「まぁ、低料金だからな」と大抵のことは納得するのだろうが、最近はちょっと行き過ぎではなかろうか。もともとLCCは、飛行機飛べば良い。ブランケット、ドリンクなどの航空会社が提供してきたサービスを標準では対応せず、客が欲しければ料金を追加で支払って選択できるようにしたことで、低料金でのフライトを実現するというのがビジネスモデルであったのではなかろうか?

過剰すぎるサービスはいらないからその分料金安くしてよ、という思想には大いに頷けるので私も利用しているが、「接客テキトーで良い」というのはなんか違う。「LCCだから」というのは働いている人が客に面と向かって自分から言っちゃダメだろう。

 

とまあ、些細な苛立ちではあるが、出鼻を挫かれた思いで出国。飛行に乗る前に歯磨きを済ませて、妻とテレビ電話で話す。男1人だと空港の免税店は完全スルーだ。喫煙者だったらタバコを買って行くかもしれないが、私は吸わないので搭乗口に直行して充電が可能なベンチを確保する。

 

飛行機内ではNETFLIXで事前にダウンロードしておいた映画を観ながらなので快適に過ごす。NETFLIXVODサービスの中でもこのダウンロードしてオフラインの環境でも映画が観られるのが強みですね。凄い時代になったものです。

 

4時間のフライトで香港へ到着。

5:54始発のエアポートエクスプレスで僅か24分で香港島へ。

初めて香港へ訪れた時はHISのツアーでした。バスで香港の市街へ向かう間、すでに立ち並ぶ高層マンションの夜景が凄すぎて震えたのを覚えています。

東京、完全に負けてるなこりゃ、と日本人としての敗北感を抱きました。今でこそニューヨークやシンガポール、ドバイといった他の国の大都市も目にした事があるのですが、前回訪れた際は初めてのシティ旅行だったので衝撃が大きかったです。

こういうことを言うと香港が凄いのなんてマンションやビルがいっぱい建ってるだけじゃん、とまるで日本下げに対する反論めいたことを言う方をネットでは目にしますが、総合的に判断しても東京よりも香港の方が経済の中心的役割を担う都市としては上位にいると思います。もっとも、旅行しに行くだけなら東京の方がいい街だと感じるところは沢山ありますけどね!

 

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で、着いたはいいけど現地時間はまだ午前6:30香港島に位置する上環(セントラル)駅のあたりは金融オフィス街なのですが、全然人が歩いてません。香港のビジネスマンは日本人みたくそんなに朝早くから出勤しないのでしょうか?とりあえず、MTRに乗って九龍側へ移動。目的は重慶大厦での両替!といいつつ、日本でおろして来た現金は香港ドルに替えることなく、ATMでキャッシングした分だけで賄えてしまったので両替しなかったんですけど、重慶大厦は1回見ておくべきだと思ったんですね。

 

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沢木耕太郎氏に「深夜特急」にも登場する重慶大厦。インド系、アラブ系、アフリカ系の人達の巣窟で、中には安宿と両替所がいっぱい。深夜特急でもかなりアンダーグラウンドな場所かのように綴られていたので、いったいどんな魔境なのかと思っていたのですが、意外と普通。というか、香港の超超メインストリートであるネイザンロード沿いにあるので危険さもあんまり感じません。

 

両替所を求めて入るも、まだ営業前。裏口っぽいところから出たのでヒヤヒヤしましたが、特に怖い人も見当たらず。

 

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そして、地面を高圧洗浄機みたいなのを持って掃除する人達がいました。この旅で幾度も目にするのですが、女人街など夜中は屋台や出店を出していたりして路上が飲食する場所として使われているこの街にとってはこれが合理的な方法なのかもしれません。

しかし、ただでさえ湿度が高い香港の夏に、こうやって地面を掃除しているからあたりは湿気と臭気に包まれた空気がモワッとしていて不快度は結構高い(笑)

汚水の水たまりがそこかしこにできるので、たまらず路地裏を飛び出しました。

 

 

散歩していると九龍公園を発見したので、中を散策。

 

太極拳する現地の人達

 

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中華名物、半裸のおっちゃん(笑)

 

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ベトナムでも公園で運動する人達がいたんですけど、健康的でいいですね。香港は世界No.1の長寿シティ(日本よりも長生き)だそうですが、日光を浴びて運動する習慣と食の多様さが健康の秘訣かもしれません。

 

 

歩き疲れたので朝食。

いきなり相席を促されたのでちょっとビビる。

 

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ハオチー。

 

綺麗なトイレを求めてスタバへ。

チムサアチョイという繁華街のスタバですが、現地人は全然いなくて欧米系の人しかお客さんに居ませんでした。

 

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まあでも、確かにこの旅でこれ以降スタバに入りたいと思うことはありませんでした。香港は中国茶だけじゃなくて紅茶もコーヒーも美味しいので、スタバに逃げ込みたくなる気持ちにはなりません。

スタバの飲み物は甘すぎる!

 

重慶大厦の店が開き始めたので現地調査。

 

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ベストレートはBuy 0.0702

1万円が702HK$です。

 

重慶大厦、入口すぐの両替所は全くレートが良くなくBuy0.0632とかでした。

1万円両替毎に72HK$の差ですから、実に1割も違う。勇気を出して奥まで突撃してベストレートの両替所を探しましょう。

 

ただ、ホテルのある旺角の街中で見かけた重慶大厦を超えるレートの両替所。

 

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ここまでくると誤差の範囲ではありますが、重慶大厦が最高!てわけではなさそうです。(日々変動するので、最安値保証の責任は負いかねます)

 

で、この辺りで体調に異変が。

寝不足がたたってちょっと気分が悪くなって来たので、まだ午前10時ですがホテルのある旺角に向かうことに。チェックインできるかは賭けですが、荷物だけでも置きたい。もともと屈強なタイプではないのですが、日頃から鍛えておかないとダメですね。

 

バスで旺角エリアまで移動し、ホテルでチェックインを試みるも14時までダメです、と言われる。覚悟はしていたがしんどいのでショック。まぁそりゃそうだ。まだチェックアウト時刻の正午にすら達してないからアーリーチェックインにも程があるわな。

 

というわけで荷物を預けて散策!したいが体がついてこないので、マッサージを受けることに。

足マッサージ45118$(1500円くらい)とあったので、日本の感覚からするとどう見ても恐ろしい外観だが勇気をだして入ってみる。

入店すると従業員がマッサージを受けるソファでブランケットを被って寝ていた。午前中からマッサージを受けに来る客などいないのだろうか。

 

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バケツに足を突っ込まされ、しばらくした後、マッサージが始まるとすぐに眠気が。めっちゃ痛い足ツボ押しなどは無かったので熟睡させてもらった。

 

マッサージを終えると身体がやや軽くなったので、時間つぶしがてら近くにあった新しいショッピングモールの「ランガムプレイス」へ。後から知ったがここ旺角は若者が多い渋谷的なエリアらしい。

 

 

 

めっちゃ長いエスカレーターに乗る。12階建のこのショッピングモールは、香港らしく縦に広い。

 

で、違和感に気づく。

 

香港のエスカレーターは日本と比べてやや速めなので手すりにつかまっていたのだが、段々腕が前のめりになって行くのである。

 

周りを見ると、みんな段々腕が前に突き出されている。

 

そう、このエスカレーター、ステップと手すりの動く速度がほんの僅かにズレているのである。

 

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長大なエスカレーターなので、途中何度か手すりを持ち替えながらも、乗っている人が上の方に近づくにつれ段々前のめりになって行く光景はシュール。

 

こんなくだらないことをブログに書いているのも私だけだろう。皆さんもランガムプレイスへお越しの際はエスカレーターに乗って試してみてほしい。(どうでもいい)

 

 

 

と、超どうでもいい気づきを得たところでモールを出る。

 

外をぶらついて、昼食は適当に入った店にお粥。

 

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美味しい。味付けはテーブルの上の調味料で自分で調節するスタイル。

薄味だが飽きがこない。結構な水分量だが、気がつくと器は空っぽに。日本人はお米大好きだけど、お粥は病気の時しか食べないのはもったいないかもしれない。

日本で香港式のお粥屋さん出したら流行るんだろうか?うーん、病気の時に食べるイメージが根強いから、相当販促しないと定着しないだろうなぁ。

 

ここで考えるのは、香港の人は水分を摂るのが上手いのではないかということ。スープが食の基本という中華料理全体の考え方もそうだけど、日本は水道水が安心して飲める水の豊かな国であるが、水が豊かでない国では水道水をガブガブ飲むわけにもいかない。南国はフルーツから水分を摂ったりするけど、香港はさほどフルーツ文化でもない。では香港の人たちはどうやって水分を摂っているかというと、毎食の食事と一緒に水分が摂れる仕組みになっているのかなと思う。あとは英国、中国両方に文化としてあるお茶の習慣だろうか。東南アジアなんかに行くと、道端でフルーツを切って売っているのを見かけるが香港にはその光景は少なく、スープ、コーヒー、紅茶、麺類、そしてお粥が特徴だと感じる。日本人はあまり味噌汁を飲まなくなってしまったし、お茶も淹れなくなってしまっていると思う。一昔前に比べて消費量は減少している。漢方の考え方からすると胃を冷やすのは悪だから、こうした暖かい水分を吸収するのでなく、ペットボトルから水やお茶をがぶがぶ飲んで水分補給、というのはあまり身体に良い習慣とは言えないんだろうな。

 

 

そんなことを感じながらお粥屋さんを後にする。チェックインまでは残り1時間なのでホテルのロビーでのんびり身体を休めながら待つことにした。

 

つづく

香港と私① 一人旅について

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45日で香港を訪れた。

ブログのタイトルは「香港と私」なのだが、以前から一人旅に行きたいとお願いしていて、会社を辞めた記念に行かせてもらったので、香港を訪れて感じたことを綴ってみようと思う。

 

ちなみに、「一人旅」についてもいつか別記事で書きたい。というのも、一人で海外に行くというと「何で」と聞かれることに対しての答えをきちんと言葉にしてどこかへ置いておきたいからである。

 

1人で旅行に行くというとここ日本では特別な理由が必要な行いであるという認識が強いようで人に理解を得るのに苦労をする。一度経験してしまえば特別なことでもなんでもなく、その理由の本質的なところは「あそこが観たい」「あれを食べてみたい」など、誰かと行く旅行と変わらないのだけれど。

 

ほんのちょこっとだけ先に書いておくと、誰かと行く旅行というのは殆どの場合、訪れた地における小さな「違い」を見落としてしまいがちだから、というのが私なりの理由である。

これは以前シンガポールに会社の研修で行かせてもらった時に感じたことだが、一人で異国の地を踏み、一人で知らない土地、全く文化の違うところを訪れた時の経験値というのは二人以上で行く場合とは全く別のものになる。

もちろん、誰かと行く旅行では何も受け取れないということではないが、受け取れるものの「質」が異なるということである。

確かに、純粋にスケジュールを自分勝手に決められる気楽さもあるのだが多くの場合は二人以上の旅となると街を歩いていてもお互いの方を向いて会話をしている時間が多くなり、その土地の匂いや住んで生活している人の日常の光景に意識を向けたり、電車やマンションの壁に貼られた広告や店頭に積まれている商品の違いなどからその地の人達が「何を求めているのか?」などといった部分にまで考えを巡らせる時間は減る。

 

道連れが居た方が楽しいし安心だし、何か困ったことがあっても助け合うことができるが、一人旅にはこうした思索を巡らせる時間と、何より度胸が鍛えられると思っている。

誰にも相談できない、全部1人で何とかしなければならない環境に身を置くと人間色んなことにチャレンジするようになるもの。

 

ちょっと脱線するが、「可愛い子には旅をさせろ」という言葉があるが、あれは昔のインフラも何も整っていない時代に1人で行ってこいで旅に出させるから成長するのであって、大学生の友達同士とかでグアムやらサイパンあたりに行かせても特に人間的な成長はしないものと思われる。そりゃ、旅行の手配やら英語喋って税関突破してみたりといった新しい「経験」はするかもしれないが、みんなでワイワイ計画建ててバカンスに行くのは休暇であって旅ではないなと今になって感じる。私も保護者同伴でない初めての旅行はセブ島へのバカンスだったけれども。

 

また、イスラエルの若者は皆兵役に着く前に1人で世界を旅するのが普通だそうだ。道端でアクセサリーなんかを広げて売っている中東系の若者がいるのは、旅の途中で家に伝わる貴金属や自分で作ったアクセサリーなんかを処分して路銀にしながら世界を回って見聞を広げるらしい。これは確かに、確実に一回り人間として成長するだろうと羨ましく思う。自分の育ってきた環境とは異なる環境を巡り、バックパック1つで旅をすると時にキツイ環境で寝たり起きたする技術も身に着く。危険な場所や人を見分ける経験も着くだろうし、逞しくなること請け合いである。自分が親だったら20歳そこそこの息子をそんな旅に放り出すなんて不安で仕方ないだろう。兵役が終わった後じゃいかんのか?とも思う。けどこんな風に思うのは、自分が世界ナンバーワンクラスに治安の良い日本で育ったからか。

 

ともあれ、このままだと旅について書き尽くしてしまいそうなので本題に戻ると、45日の香港旅。やや長めに旅程なのは、木曜日発、月曜日現地発という航空券の取り方が最も安かったから。

 

香港エクスプレス(LCC)は異常に安くて、片道6,800円からなどというのもある。今回私が取ったのは片道14,800円くらい(燃油込)だったのだけれど、これは凄い。大阪に新幹線で行くよりも安い価格で行けてしまう。格安で行ける外国は他にもあるが、香港がダントツで安い。その代わり、出発は午前1:00なので前日夜から空港入りする必要があり、香港国際空港(香港国際警察みたい!)に着くのも午前4:15分と早すぎで、チェックインが可能な14:00までかなり間の空く肉体的にはつらい日程であるが、無職としては安さには替えられない。男1人だけだから、現地ではダラダラ過ごさせて貰おう。

 

 

 

長くなりそうなのでエントリーを分けていくことにします。

 

 

つづく

〜「情報介護」の必要性〜ESTAの申請代行に騙される親世代を心配して

情報弱者はいつだって損をする。

でも、今の時代はITの発展が目覚ましすぎて、ITリテラシーを身につける速度がどうしても時代に追いつかない人がたくさんいます。

 

こういった人達までをも、「情報弱者」と一括りにして、さも「遅れてる人」のように見下す姿勢は正しくないなと思います。

 

「情弱」という言葉が流行り出したのは私の認識では2000年代の後半くらいで、その頃はこの言葉が使われる対象といえば

ホットペッパーのクーポンだとかを使うと一瞬の手間でちょっとお得になる」ことを知らずにいる人、くらいだったような気がします。

もしくは、インターネット上で無料で見られたり、ダウンロードできたりする映画やら音楽やら(昔は規制や警告も今ほど厳しくなかった)を利用しない人なんかを、先んじてそこに到達している人がちょっと冗談交じりに蔑んでみたりする程度の可愛いものだったように思います。

 

しかし、2000年代からわずか10年ほどの間にもインターネットの世界は様変わりし、どちらかというとアンダーグラウンドで、オタク文化が強く、「全ての人がインターネットを扱えることが当然」という世の中ではなかったのが一変してしまっており、スマートフォンを媒介にネットを使うスキルは最早全ての人にとって必須と言える世の中になって来ています。

 

ただ、日本はご存知の通り最近は「超」が付くほどの高齢社会であり、30歳である私にはあまり実感できなくとも、齢60〜70の自分の親世代がこの社会で生きて行くことに悪戦苦闘しているのを見ると、彼らまでをも「情報弱者」と括り、色んなことができないことを「自業自得」と見捨て、手を差し伸べない社会はいけないのではないかと思います。

 

自分で言葉を作ってしまいますが、所謂「情報介護」みたいなものが必要になってくるのではないでしょうか?

 

最近は色んな登録をするにも全てネット経由。ネットを使えば便利、というレベルではなく、ネットを介することがむしろスタンダードであり、アナログな方法(窓口に行って書類を書いて手続きする)ことが愚かな時代に取り残されたやりかた、とでも言うべき社会と化しています。

パスワード管理の煩雑化など、自分でも実感する弊害みたいなのはありますが、こんなのは屁でもないレベル。

これを実感するのは、米国が渡航者に課す認証システムである「ESTA」の申請です。

 

タイトルにも書いた通り、この「ESTA」の申請時に詐欺まがいのサイトに引っ掛かり、高額な代行手数料を請求されるケースが身の回りでも起きています。

グアム、ハワイ、メジャーリーグにディズニーワールド、ラスベガスにニューヨークと、観光目的で米国に行かれる方は多いでしょう。

私も新婚旅行はアメリカ周遊でしたし、ハワイも好きで何度も遊びに行っています。

最近では妻の両親もお義父さんの定年退職を機に、ハワイ旅行が決定。

 

しかし、身の回りの全員がこの悪徳「ESTA申請代行サービス」に騙されています。

 

ESTAというシステム自体が何のことだか分かりづらく、とりあえずビザみたいなものという認識の方が多いことと思われますが、それ以上に問題なのは事前に「インターネットを通じて申請」しなければいけないという点。

「外国のもの」という時点で「何だかよくわからないもの」という拒否反応を示す人が多いこの日本において、これにさらに「インターネット」が加わるとアレルギー反応を起こす人が更に増加します。

 

このESTA、実は米国領事館のホームページからちゃんと入りさえすれば、全て中身は日本語に対応したサイトから簡単に登録が可能です。

申請料はわずか14ドルで、大した額ではありません。

 

しかし、「ESTA」で検索をかけると一番上から3つ目くらいまではこの「申請代行業者」のHPが表示されます。(これも問題だと思う。恐ろしい額の広告料払って検索のトップにいるんでしょう)

よく見ると検索画面に「広告」の表示があるので、この時点で本物のESTA申請サイトではないことに気づくこともできるのですが、まず分かりません。

更に、多くの代行業者のサイトが米国領事館の公式申請サイトのデザインを真似て作られており、ページ上部にはご丁寧にアメリカ合衆国の国旗である星条旗の画像を大きく掲げ、「ESTAとは米国が〜〜全ての渡航者はこのビザ免除プログラムを〜〜〜」などと尊大な文章を掲示し、あたかも公式の申請ルートであるかのような雰囲気を醸し出しています。

 

必要事項の入力はもちろん本物と同一。申請代行するにはそれしか要りませんから当たり前ですが、「詐欺まがい」と私が書いてしまうのは、

申請代行にかかる料金の説明が全くされず、ESTAの申請料である14ドルを支払うために入力したクレジットカードの決済で高額の申請代行料金が加算される

という点。

 

この価格設定がまた、7,000円くらいの絶妙な設定なのが嫌らしい。

そしてESTAの申請自体はきちんとされる。

 

ESTAの申請っていくらかお金かかるんだよね?くらいの認識の人はそもそも気付かない。

 

同世代である筈の妻がこれに引っかかってしまい、カードの明細を見て私が「何これ?」と聞くまでわからなかった時はびっくり。同じIT革命の時代を生きてきて、学生の頃から携帯電話をポチポチ、会社ではパソコンを触って仕事をしてきた30歳の女性でさえこれです。

妻の両親がハワイへ行くと聞いた時、二人して再三「ESTAの申請は偽物がいっぱいだから気をつけて」と忠告したにも関わらず、「これで合ってる?」と義母から送られてきたURLは案の定、代行サービスのサイト。

 

口々に言うのは、「だって検索して一番上に出てきたらそれが本物だと思うじゃん」

 

これを聞いて、「情弱」と蔑みますか?

 

申請代行サービス業者は、広告料を払ってグーグルやヤフーの検索のトップに表示されるよう図っており、申請代行自体もちゃんとやる。手数料がかかるのも当たり前。そこに違法性はないかもしれません。

 

しかし、あたかも「本物です」と言う顔をして検索結果の最上段に居座っている、初めて出会うものを「偽物だ」と見分けるのは難しい。

 

2ちゃんねる創始者であるひろゆきさんが「嘘を嘘であると見抜けない人が掲示板を使うのは難しい」と言っていましたが、あれは匿名掲示板の話。

一般化したインターネットの世界で、一般の人が通る道に落とし穴が引いてあるようなものです。

 

こうしたビジネスを許して良いのでしょうか?

私はいけないと思う。自分が70歳になった時に、変化して行く世界に同じようについていけるとは思わないから、こうした発想でお金を儲ける人達がいるのは怖い。

 

しかし、60代、70代とかになっても、こうしたことにチャレンジしなければ生きられない世の中がもう来てしまっているわけです。

 

そこで考えるのは、こうした悪徳業者は潰れればいい!という思いと、これからの時代は肉体的・精神的にだけではなく、情報の介護も必要なんじゃないかなということ。

高齢者向けのパソコン教室みたいなものは20年前からでも沢山あるけれど、目まぐるしく変化し続ける時代を生き抜く為のサバイバルスキルとしてのITリテラシーは、身につけろと言っても限度があるので、側について「介護」のような形でサポートしてくれる人がいないと無理なんじゃないかなと思います。

 

情報介護者という職が新しく生まれたりするかもしれませんね。

(もしかしたらそれはAIの方が適任かもしれませんが...)

ハローワークに行ってきた 〜労働環境が改善しない理由〜

ハローワークに行ってきました。

 

葛飾区在住なので、錦糸町の墨田ハローワークに行くわけですが。

 

初回は登録と失業手当の申請だけで、待機期間なるものが7日間発生します。

 

失業手当の不正受給を防ぐために、本当に失業状態にあるかどうか。

つまりは本当に仕事をしていない&決まっていない状態にあることを確かめるためにすぐには手続きが開始されないわけですね。これは納得。

 

ただ、その後失業手当の給付とハローワークの使い方、それから再就職手当の説明会が2回、2週間にわたって出席を強制され、その後失業状態の認定日を経なければ失業手当は受給できません。(それまでに就職決まれば失業手当は当然受給されません)

 

これは会社都合ではなく、自身の都合での退職の場合なので仕方がないのですが、それにしたって給付されるまでの期間が長すぎるだろう。

 

雇用保険をこれまでの給料から積み上げてきたわけで、それを受け取るのに7月15日付退職の私が11月22日にならないと給付されないってもう、給付したくないとしか思えません。

 

早めに就職が決まらないと就職力がどんどん落ちていきますよ、という説明もあった。

いや、そんなら早く支給してくれよ。給付開始までに4ヶ月もあるくせに、そりゃ企業だって働いていない空白の期間が長かったら「どうしてですか?」って聞きたくもなるだろうし、生活リズムも乱れてなさそうな働く意欲がありそうと判断できる人を採りたいだろうからわかるんだけど、そんなら何で4ヶ月も待たすの?

 

おまけに、毎回行くたびに「早く就職が決まると再就職手当の給付率が上がって得をしますよ!だから早く就職決めましょう!」みたいなことを言われんだけどこれが納得が行かない。

再就職手当は「失業手当の給付金が就職した時点で残っている場合、残金の60%が支払われる」のであって、その支給率が早期再就職によって60%から70%に引き上げられたからといって給付金が増えるわけじゃないだろう!アホか!という、いかにも頭の悪い人間を騙くらかして「コッチの方がお得ですよ!」と勧めるような手口も頭に来るし、そもそもハローワークで働く人達が本来の目的を見失ってこういう発言を来る人全員に繰り返していることが一番根深い問題であると思われる。

 

まず第一に、ハローワークというのは公共の職業安定所であって、失業手当の給付所ではないということ。

にも関わらず、「失業手当の給付に伴う手続き」がメイン業務になってしまっている時点で終わっている。

自身も失業手当を貰いたいだけでハローワークに来ている乞食の癖に何を偉そうに、と思われる方もいらっしゃるかもしれないが、これは絶対におかしい。

 

実態として、転職・就職先を探すにあたってハローワークという手段が魅力的ではなくなっている。インターネットで企業が直接募集をかけているし、転職エージェントやリクナビ等の求人情報サイトを通じて情報を得る方が、若い人間にとってはよっぽど自由に、かつ自分にあった条件を探せる世の中になって来ている。

 

ハローワークは、こうした世の中の変化に対して何もしていないから「職を探す」という目的で訪れる人がどんどん減って来ているのであって、それはもうこのハローワークで働いている人達、運営元の行政が何の努力もしていないからに他ならない。

企業だったら需要がなくなってとっくに潰れているわけで、こんなもん、失業手当ください、以外の用事で足を運ぶ人がいなくなるのは当たり前である。

 

だから結局、窓口の職員に相談してもお互いテキトーになるわけである。

「ああ、失業手当が欲しいんですね。じゃあこういう感じで手続きしてください。でも、なるべく早く再就職した方が再就職手当が増えますよ。(実際は国があなたに支払う手当の総額が減るんでそう言えって言われてるんですけどね)」

「わっかりましたー。がんばりますねー。(ハロワ以外でな!)」

 

全ては「給付を受けさせたくない職員」と「給付を受けたいだけで仕事は他で探す人」によって行われる茶番である。これが増えているから、いや大半だからこそ、「失業手当給付の条件、不正受給はダメよ、早期再就職で再就職手当が増えますよ」という、職業安定所としての本質から外れた事の説明ばかりが繰り返されるのだろう。

しかし、これを招いているのは何の努力もしていない行政であって、受給希望者(国民)ではない。

受給希望者の殆ど全員は、「仕事は本気で探している」のであって、雇用保険だけガメて働きたくないわけではないからである。

もしハローワーク雇用保険の受給業務だけをするのが嫌なら、ちゃんと努力して気合入れて職業紹介しろよと思うわけである。

 

 

 

それから第二に、求人票を出すにあたっての面談で、希望条件をどんどん下げて来る職員。

ハローワークにもともと期待などしていないが、希望する労働条件にはありのままを書いた。

年収は自身の前職と同じかそれ以上。土日祝日休み。残業は必要とあらば応ず。

勤務地は特にこだわりなし。

 

ただ、これを提出すると窓口の職員が赤ペンでどんどん希望条件を下げて来るのである。

 

何で働く前から妥協せねばならんのだ?

 

「月々の収入はどれくらいでしたか?」

「残業の多い少ないにもよりますが、額面から38万〜46万くらいです。」

「じゃあ、希望の月収を40万円から38万円に変えておきますね」

 

「土日祝日は全部休みたいですか?」

「そりゃ休みたいですよね?」

「そうですか・・・」

 

「残業は月何時間くらいまでできますか?」

「え、残業時間がそもそも求人の時点で含まれてるっておかしくないですか?」

「う・・・それじゃ、前のお勤め先では平均どのくらい残業されてました?」

「年間のを平均で割ると30時間くらいですかね」

「じゃあ30時間にしときますね」

 

 

だーかーらー、何で?残業時間がそもそも前提で組まれてるっておかしくない?

残業っていうのは通常の業務時間内で業務が片付かなかった時に特別に発生するものでしょ?

その会社が9時から18時が定時だとしても、そもそも毎月30時間残業する前提で求人出すなんておかしくないですかね?だったら勤務時間9時ー20時じゃないんですか?それだと労働基準法に引っかかるならそもそも人手が足りてないじゃんか。

 

そりゃ、仕事をしていて残業しなきゃならないってなったら何時間でもやりますよ。

でも就職先を希望するにあたって「月の残業時間はこのくらいがいいです」って自己申告させるの?意味わかんない。

それって「僕、業務時間内に仕事を終わらせる気ありません。月30時間余計にかかります」って意思表示じゃないの?自らの無能アピールじゃないの?

逆に求人票にそんな条件を出すってことは「うちの会社、毎月30時間くらい残業しないと絶対仕事おわんないから!」って意思表示じゃないの?これも自らの無能アピールじゃないの?

適切な人材配置や業務の効率化によって残業は無くしていきます!っていうのが普通じゃないの?

 

月々の収入を妥協するのも意味がわからん。

転職するのに、生活のレベルを落とします。ステップダウンします。ってことを始めから許容する転職に何の意味があるのか?

 

こういうのがあるから、みんな希望条件を自分でフィルターかけられる転職サイトや転職エージェントで仕事を探すようになるんじゃないのか?

 

 

最後にもうこりゃダメだと思ったのは、出席必須の説明会で

職探しと失業手当の受給などの一連の流れに関する40分のDVDが流れた後に、もう一度全く同じ説明をプレゼン担当の職員が40分かけて繰り返したこと。

 

あのね、DVDを作るのはきっと業務の効率化のためだよね?

毎回同じ説明を毎週繰り返し行うから、DVDを作って効率化しようということですよね?

そうしたら、説明を担当していた人員は業務の負担が軽くなってその浮いた時間を他の業務に費やしたり、その分のコストを削減できるわけですよね?

 

それを全く同じ説明を繰り返させたらDVD作った意味がないじゃないですか。

 

全くの想像ですけど、DVD作ったはいいけど、今度はその人がやることなくなって職を失う危機になったんでしょうね。

文明の利器が発達して、人の手を煩わせなくても良いようになったけど、そうすると人間がいる意味無くなっちゃうから結局同じことをもう一回人がやる・・・って

 

ハッキリ言って、思考停止してます。

他にやること探したらどうなんだ?

せっかく新しい設備を職場に導入したのに、何の役にも立ってないじゃないか。。。

 

 

 

と、転職せずに働き続けていたら、おそらく人生で一度も足を運ぶことがなかったハローワーク

行くと只々イライラが募ります。

民間企業でないが故に、危機感など皆無なのでしょうか?働いている人自身も、やりがいあるのかなと考えてしまいます。

変化して行く時代に応じて、自分達の業務も変わっていこうと努力しなかったら、仕事がどんどんつまらなくなって行くのは当たり前だと感じます。

 

職業安定所が、失業手当の給付所と化し、ただお金を貰いに来ているだけの人ばかりを相手にすることに嫌気が指している。

そんな思いをもし、ハローワークの方々が抱えているとしたら、それは甘えだと思います。

 

上からの物言いになってしまいましたが、行く方はそれだけイライラするということです。

できれば二度とお世話になりたくないなあ。。。

株に手を出してみたその2 ただの呟き

無職になったのをきっかけに疎遠になっていた株式投資を再開してみたと書いたが、今の所は「そこそこやっていけそう感」を感じている。

(自称中級者が一番危ない、という典型な気もするが・・・)

 

一度失敗をして、そこから反省したつもりであるが、たった一度くらいの失敗でそんなに強くなれるかというとそんなこともないと思われる。

しかし、8月の月収はどうやら+20万円で着地しそうな見通しである。

今週に入って相場全体が上向いているのにも助けられているが、自身の中で感じる成長は所謂デイトレで1万円〜2万円くらいの差益を出せるようになってきていること。

ボックス変動している銘柄の、その当日の底値と上値を短期で見極める精度が少しずつ身についてきているようである。

この辺り、「自分でコントロールできないものは全てバクチである」という最近耳にした言葉が浮かぶ。

いくら稼げるようになってきたと言っても、「何故そうなったか?」を自分自身で説明できないようでは、単なる運であってバクチ以外の何物でもないが、徐々に「ここはこうだからいくらまで上がるだろう」と考えたことが実際に起こるようになってきたので、少しは成長しているということだろう。

 

さらに、手元には約7万円の含み益銘柄を残しているので、9月も今の所プラススタートを切れそうである。含み損の銘柄ももちろんあるけれど・・・

葛飾と野生のタヌキ

今日も葛飾区での生活をつぶやいてみます。

 

仕事を辞めてから良いこととして、ジョギングが続いています。

 

仕事をしているときは、体型が気になりつつも少ない休みの時間を使って動き出す気持ちが起きず(ただ単に意志が弱いだけ)思い立った時だけしていたジョギングですが、「仕事が忙しい、疲れているから」という言い訳が通用しなくなった今、週3くらいで運動しています。

 

いつも河川敷をジョギングするのですが、往復で3kmくらいでしょうか。

毎回、妻も一緒に走る!というので並んで走っています。

学生時代から比べたら屁でもない距離なのにこれがきつい。

何というか、なまじ20kmくらい走れた経験がある分、自分の体力の衰えに対して感じるショックが大きいです。

人間、使わない部分はどんどん衰えて行くというのは本当ですね。高齢になってからも仕事をしている人や話し相手がいる人はいつまで経ってもボケませんが、独り身になってしまって話し相手もいなくなると急速に認知症が進んだりするのを間近で見ているので、何か高齢になっても打ち込めることを今から習慣にしておきたいなあ。

 

(私の祖父は90歳で他界しましたが、自営だったので88歳まで仕事をしていました。会社を畳んだ途端に覇気がなくなり、「死」がぐっと近づいてしまったように思えます)

 

 

さて、私が住んでいる葛飾区はジョギングをするにも良いところです。

 

街中に住んでいると、車通りのある道路で走るしかないことが多く、運動していると余計に車の排気や生ゴミの匂いが気になります。

 

しかし、すぐに河川敷に出ることができるので、爽やかに風を受けながら走ることができるので、清々しい気持ちで運動できます。

(まんま、こち亀のOPに出て来る川ですね)

 

そして、10分くらい走ったところで毎日見かける土手の住人。

 

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夕方になるといつもちょっとした人だかりが出来ていて、この狸の親子に餌をやる人も見かけます。

 

全部で5匹。多分家族ですね。

 

地球の逞しさとか大それたことを語るほど大きな気持ちにはなれないので、純粋に「癒されるなあ〜」とだけ書いておきます。

 

 

 

でも、毎日のように人だかりがあるのをみると、やっぱり人って動物みるの好きなんでしょうね。

東京在住だと、ペット可の物件も少なくて動物を飼いたくても飼えない人も多いでしょうから余計になんだと思います。

 

今週はまた酷暑ですが、彼らも熱中症になってしまわないように願ってます。

葛飾と入道雲

台風が来ていますね。

 

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昨日撮った写真ですが、こんなに綺麗に入道雲が見えたのは初めてかもしれません。

 

妻と飼い犬の散歩に出て河川敷を歩くのですが、葛飾区はこんな感じのちょっと昭和感?が残る風景がノスタルジックで良いです。

電線萌えの方には良い街ですね。

 

この風景にグッと来た方がいたら、住んでいる葛飾区の街の話をもう少し。

 

「月曜から夜更かし」で話題の小岩駅が最寄駅になるのですが、住みたくない街ランキング上位なんてとんでもありません。確かに、駅前の空気は異様ですが、ちょっと離れればのどかな下町の人情味あふれる暮らしがあります。

私は30歳なので、すでに近所付き合いなど好まない世代であり、名古屋で一人暮らしをしていた時も、こちらに引っ越して来た時もそんなことは面倒臭いと思っていたクチですが、葛飾区での暮らしの中には近所付き合いがかなりあります。自分でも意外です。

 

住み始める前は、妻の両親、会社の同僚、上司などあらゆる人から住むことを反対された小岩。

ディープなとこ住むねぇ〜、やめたほうがいいんじゃない?あんな治安の悪いとこ奥さん可哀想じゃない?ヤバイ場所って聞いてるけど。

みんなそんなことを口々に言いますが、どれもこれも結局住んだことある人の意見ではないんですよね。

 

住んでわかる小岩の良さ。

確かに、駅前は東南アジアみたいな怪しいマーケットがあるし、インド人がストリートライブやってるし、パチンコ屋とスナックだらけだし、変な人いっぱいだし、中国人同士の殺人事件も起きるし、お隣の新小岩ではよく電車が止まるけど。

物価は安いし、家賃も安い。多国籍な美味しいお店はあるし、本格中華の材料が売ってる中華人向けスーパーはあるし、韓国スーパーもあるし、ちょっと駅前を離れれば静かなもの。

暖かくて頼りになる街の番長みたいなご近所さんが釣りに連れていってくれたり、妻と旅行に行く間も何も言わなくても花壇に水やりしていてくれたり、犬の飼い主の集会があったり良いところがいっぱいです。

 

住めば都とはよく言いますが、人間環境にだんだん適応していくもの。

一人暮らしの経験のなかったお嬢だと思っていた妻も、スーパーの半額シール列に並ぶくらい逞しくなりました。

小岩良いとこ一度はおいで。

総武線沿線への引越しをご検討中の方、先入観だけで判断せずに、ディープタウン小岩もハナから選択肢に外さずに一度訪れて見てはいかがでしょうか?

 

でも自転車停めとくとよく壊れます。