会社を辞めて妻と過ごす時間を増やしてみた

30歳、純日本的な一部上場企業を退職。一度人生をゆっくり考え直すために妻との長い夏休みをとってこれからの生き方について考えてみる。夫婦で行く旅の記録や、二人で過ごす時間を作るための働き方について日々感じたことを綴る記録です。

経済学の本を読んでみて(所感だけ) 読書について

仕事を辞めてはや5ヶ月。

自分の中でのタイムリミットがどんどん迫り、あんまり無職としての生活を記事にする暇もないまま折り返し地点を過ぎてしまっているから、ちょっと焦りを覚え始めています。

 

今日はずっと小岩図書館でこの本を読んでました。

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何を隠そう、私経済学をまともに勉強したことありません。

大学は成城大学 文芸学部 芸術学科卒 という経歴です。

(専攻ゼミナールは音楽学と映画学)

 

これで8年間営業やっていたわけですから、取引先の方や経歴を知らない同僚に話すと大抵びっくりされました。

芸術学科って何するところ?何でサラリーマンやってんの?的な。

 

実際は「芸術学科」という方がどうしても印象に残りますが、「文芸学部」なわけで、中身は「文学部」とそこまで変わりません。

入試も国・社・英の3科目でしたし、大学で絵を描いたり楽器を弾いたりすることはない。

 

就職活動の時は、私の代(2010年卒)の就職率が66%くらいだったので身の回りは相当な氷河期ぶりだったわけですが、振り返って見てもまぁ、そんな程度が妥当なんじゃないかなぁと母校ながら思ってしまうレベルではあったと感じます。

 

 

という話はさておき、「芸術学科」だったわけで、大学時代に授業で学んでいた事はクラシック音楽の基礎教養だの、ハリウッド映画における政治学だの、社会人になった時に直面する経済活動とは無縁のことばっかりだったので一度きちんと勉強して見たかったのです。

 

ただ、勉強してみて感じた事は

「ここで書かれているような事を日頃から意識して仕事やってるビジネスマン殆どいなかったな」

という事。

 

正直、入社した当時は身の回りに「慶應大学経済学部卒」とか「明治大学経営学部卒」とか、同期にそういう奴らがゴロゴロいて、そういう人間に比べたら自分はなんか遊び呆けてたように見えるんだろうなあ

 

的なことを考えて戦々恐々とし、入社したばかりの頃は周りに舐められないように研修中肩肘張ってとんがってた時代があったんですけど、

 

実際は全くそういった部分でのハンデを感じたことがなかった。

というより、趣味でビジネス書を読み漁ってたおかげか、知識量は全く引けを取らなかった。

 

ただ一方で、「学歴」によるハンデを感じた事は多々あります。

これは主に対取引先ではなくて、社内での配置においてですけど。(超くだらない)

 

 

 

 

確かに机の上で学んだことを実践するのは難しいことだと思うのだけれど、恐らく世の中で人の上に立っていたり人より成功を収めている人はそれができている人だと思う。

 

ただ、もう一つ感じるのは「そもそも読書量が圧倒的に足りてない人」が世の中にはまだまだめちゃくちゃ多い。

 

研修中に「毎月本を3冊読みます!」とか人事の研修担当に向かって個人目標を宣言していた同期もいたのだけれど、これが一部上場企業で働いている社会人の「目標」になるくらい、インプット量の平均というのは実は少ないのが現状です。

 

大学生時代はめちゃめちゃ時間があったので月平均15冊くらい読んでいた私にとって、自分より全員高学歴な集団で感じた大きなギャップでした。

 

新書は1時間か1時間半くらいで読み終わるものという感覚でいたので、当時流行していた「バカの壁」を貸しても1ヶ月返ってこないことにモヤモヤしたり。

 

 

 

 

なので、日本の社会人として活躍したい人や、就職活動にのぞむ人にこんなちっぽけなアドバイスをひとつ。

 

月5冊も本を読めば知識と知恵はマジョリティから頭一つ抜け出せるよ。と。

 

今の所、高学歴一部上場ビジネスマンの中ですらそうなのだから、日本でサラリーマンやるのはハッキリ言ってイージーであると思っている。

(但し、日本でサラリーマンやるのは肉体的にも精神的にも幸福度が低いことに留意)